ロードバイクの”休むダンシング”で脚の疲労を最小限に登る方法
ロードバイクで必要なスキルは数多くありますが、
その中でも使用頻度の多いのが”ダンシング”かと思います。
ダンシングをすると使う筋肉が分散されるので脚の負担を軽減する事ができます。ちゃんとできれば!
そうなんです、ダンシングは形だけやってもちゃんと負担を分散させる事ができません。
むしろダンシングをすればするほど呼吸が荒くなり、脚の筋肉がどんどんパンパンになっていく事の方が多いのではないでしょうか?
これはある1ポイントを抑えるだけで、かなり改善されます。
今回は、ダンシングで脚の筋肉を休ませるための方法と、そのために必要なトレーニングをまとめています。
最後には動画も載せておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
※YouTubeでも解説しています。
ロードバイクの休むダンシングのコツは”お尻を引く”こと
シッティングと上半身の角度を変えないかむしろシッティングより少し倒すくらいの感覚でダンシングするとペダルに体重を乗せやすくなるので、結構気をつけてます。
"お尻を後ろに引く"くらいがちょうど良いです。 pic.twitter.com/4O6MOe9ajG— にっしー@ACTIVIKE (@ryoooo_nisshy) November 16, 2021
ダンシングをしようとすると体を前に一気に持っていきがちです。
この時体はまっすぐ起きているような状態になり、重心が前に乗ります。
人によっては、ハンドルに体重が乗っているような状態になるでしょう。
この状態だと股関節の筋肉が働きにくいため、ペダルの上で体重を支えるという事ができません。
その分、膝先の筋肉で体を支えることになるため、脚への負担がどんどん増していきます。
ペダリングで何よりも大事なことは股関節をしっかり使うことです。
股関節を使うためには、上死点で力を込めなければいけません。
ダンシングで前重心になると、ペダルに力のかかるポイントが下死点付近になるため、チェーンを回す方向に力がかかりにくくなり、非効率になります。
参考記事⬇︎
そこでお尻を後ろに引くようにして、重心を後ろに残すようにすることで、ペダルに体重を載せる事ができます。
この時、上体の前傾角度はシッティングの時と近い状態になります。
ハンドルを軽く手前に引くようにして肘を曲げるとよりGOOD
肘が伸びきっているとお尻を後ろに引きにくいので、肘は軽く曲げる良いです。
ハンドルを手前に引くようにすると良いでしょう。
人によっては、ハンドルを押すように意識する方がわかりやすいかもしれません。
こうする事で股関節を曲げやすくもなります。
オススメのトレーニング
ここまで紹介した動きを行うには、
✔︎股関節の筋力
✔︎体幹下部の筋力
が必要になります。
それぞれを鍛える事ができる種目を2つご紹介します!
休むダンシングのための股関節のトレーニング;バックランジ
ダンシングの時の姿勢を支えるのが股関節周辺の筋肉です。
腸腰筋(股関節を曲げる筋肉)や大臀筋・中臀筋(お尻の筋肉)など。
ペダリング中の可動域に近い形でトレーニングをできるのがバックランジです。
乗る前などにやると良い感覚を得られるでしょう。
休むダンシングのための股関節のトレーニング;プッシュアップ
自転車に関係なさそうに見えて、意外と大事なのが肩の周りの筋肉です。
ハンドルに体重を預ける時に上半身を支える役割を担えます。
股関節や肩周りは、自転車に限らずあらゆるスポーツにおいて大事なパーツです。
パフォーマンスアップのためにも、快適に楽しむためにも、ぜひ取り組んでみてほしいです。
まとめ〜ダンシングは全身運動〜
ダンシングは十真一のコントロールが大切なので、脚だけでなく上半身もしっかり使うことが必要です。
上半身を動かす感覚を自転車の上で養うのはかなり難しいですが、意識して取り組めば必ずできるようになります。
ぜひこの記事をきっかけに取り組んでみてください◎
フィッティングのご予約はこちら
自転車を通して活力溢れる人生を!【ACTIVIKE】では、理学療法士(体の専門家)の知識と技術を生かしたロードバイクのフィッティングを行なっています。