【ロードバイク】ペダリングはどの筋肉を使うのが正しいのか?
ロードバイクに乗っている間はペダリングを延々と繰り返しているので、やはり筋肉の動きは気にしがちです。
長い時間乗っていると、次第に”ここばかり疲れるなぁ”とか、”膝が痛くなってきたなぁ”などの
癖のようなものが見えてきます。
一方で、”どこを使うのが正しいんだろう?”とか、”今のこのペダリングは合ってるのかな?”とか
次第に気になってきませんか?
ここでは、”ペダリングで大事な筋肉”について解説して行きます。
ペダリングで大事な筋肉は1つではない!
ペダリングで使う筋肉をフェーズごとに示したのがこちらです。
引用; https://www.physio-pedia.com/Cycling_Biomechanics#cite_note-5
こうした図は他にもたくさんありますが、運動学的知見からはこれが一番自然と考えています。
(このブログの記事も基本はこの理論に基づいています。)
強いて補足するなら、12時〜3時のフェーズにEも半塗りして加えてほしいかなと。
この図だけ見ても何のこっちゃとなると思いますので要約すると
✔︎12時手前から股関節を曲げ始める
✔︎12時から股関節を伸ばす筋肉が働く
✔︎3時以降で膝を支えるために前ももの筋肉が働く
✔︎6時付近で足首を支える膝下の筋肉が働く
上から下へ、筋肉が連鎖して働いているわけです。要するに、大事な筋肉は一つではないということです。
全てのフェーズで各筋肉が必要な役割をしています。
ですので、ひとつ意識すればいいということではないのです。
この図で大事なことは、12時あたりの早い段階から体を使う必要があるということ。
意外とここができてなくて、3時以降の入力に偏っている人がとても多いのです。
全ての筋肉を意識する必要はない
上の図のように筋肉を意識するのは不可能ですし、非効率です。その必要もありません。
基本的に人の体は、体の中心から末端にかけて筋肉が連鎖して動きます。
ですので、ペダリングでも体の中心に近い股関節周囲を意識すれば、自然と連鎖して動きます。
ペダルが12時付近にある時に、しっかりとペダルに入力ができればOKです。
どんなトレーニングが有効か?
12時付近を意識しようといざ乗ってみても、案外できないものです。
自転車の上はとても不安定な場所なので、その中で体の感覚に目を向けるのは難しいのです。
そこで、”自転車に乗っていない状態で必要な動きを覚える”というアプローチをお勧めします。