ロードバイクのトレーニングのマンネリ化と伸び悩みを防止する方法
●絶対に忘れてはいけない”過負荷の原理”とは?
トレーニングは毎回同じ負荷で行うのではなく、少しずつ負荷を上げていくことが大切です。
それまでより少しずつ負荷を上げることで、より高い負荷に耐えられるようになっていきます。
これをトレーニングにおける過負荷の原理といいます。
いつまでも同じ負荷でトレーニングを行っていては、成長が見込めません。
また、負荷を上げる際も急激に上げるのではなく、5%以下の範囲で少しずつ上げることが大切です。
●負荷を上げる=パワー(W)を上げるだけではない?
負荷=強度×時間です。
したがって、出力を上げるだけでなく、負荷をかける時間も伸ばしてみましょう。
例えば20分走を行う場合、いつもと同じパワーが楽に出せるようになったら次は5W上げてみたり、もう10分追加してみたりして、”総負荷”を上げることに努めましょう。
コンディションにもよるため毎回のように負荷を上げられるわけではありませんが、長期的に見て少しずつ上げていくことが大切です。
●負荷を上げるタイミングを判断する方法
悩ましいのが、”負荷を上げるタイミングがわからない”という問題です。 こんな時に有用な指標に心拍数に対するパワー、Power/HRです。
例えば!
通常のコンディションでの20分走が250w/170bpmの場合、Power/HRは250÷170で1.47になります。
ここからトレーニングを続けて250W/165bpmとなった場合、Power/HRは1.52となります。
同じパワーの時の心拍数が下がってPower/HPが上がったということは、それだけ余裕が生まれたということです。
こうした変化が生まれて、かつ自覚的強度としても楽に感じられた場合は負荷を上げるタイミングです。
このように、Power/HRの数値が高くなるほど成長していることになります。
走行ログのNPを心拍数で割ることで表されるEF(Effieciency Factor)も、長期的な成長を図る上で有用です。 ※EFを比較する場合はなるべく同じコース、同じメニューで比較しましょう!
●まとめ
トレーニングの効果を得るためには、ただ毎回同じメニューで同じ負荷で行うのではなく、少しずつ負荷を上げましょう。 このとき、Power/HRの値をチェックすることで、成長度合いを把握できます。 ぜひチェックしてみてください!
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