トレーニングをするときに忘れてはいけない”心構え”
そろそろ大きなヒルクライム大会に向けて練習を始めようかな?という人へ、トレーニングをするときに絶対に忘れてはいけない”心構え”をお伝えします。
■追い込むのは多くても週2回程度が望ましい
自転車は比較的関節への負担が少ないスポーツのため、心拍数を上げやすいです。
そして、”練習した感”も得られるため、毎回張り切って追い込みがちです。
しっかり追い込む日を作ると目に見えてパフォーマンスも上がるので、それが楽しくなり毎回頑張ってしまうのです。
しかしこれが落とし穴。
トレーニングはいわば”体を壊す”作業です。そこから回復をすることで、一段階強くなります。このサイクルをうまく続けるとパフォーマンスが”少しずつ”上がります。
毎回追い込むということはそれだけ体にダメージを蓄積させるということです。
最初は回復が追いついても、いずれダメージの大きさに回復が追いつかなくなるタイミングが来ます。
こうなると、”トレーニングをすればするほど弱くなる”という最悪の状態になります。
しっかり強度を上げる(L4=FTPの90%より上、最大心拍数の90%以上)日は”週に2回がベスト”と言われています。
この週2回でしっかりと強度を上げるために、残りの日は低強度(FTPの75%以下、最大心拍数の70%以下)のボリュームを増やしつつ、しっかり休養を取ることが重要になります。
追い込んだ分をしっかり回復させて、次の練習の質を高めることが目標達成への近道です。
10年先もサイクリストでいるためにも、体のケアは入念に!
参考;https://www.nature.com/articles/s41574-021-00500-6