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プロ選手の体の秘密【体は厚いけど脚は細い】

 
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サイクルセラピスト/バイクフィッター/フリーランスの理学療法士です!日本中のサイクリストがもっともっと自転車を活き活きと楽しめるようにフィッティングや施術、パーソナルトレーニングなど各種サービスを展開中!

ここ最近は海外の選手のInstagramを眺めることにハマっています、にっしーです。

Instagramもアカウントはあるもののあまり動かせていないですが、よければフォローをお願いします笑

https://www.instagram.com/nisshy_activike/?hl=ja

ここでも変わらずロードバイク×体のことをポストしています。

さて、Instagramで海外の選手の投稿を眺めることにハマっていると書きましたが、これが結構面白いんですよね。

YouTubeだとレースの動画が多く、選手の何気ない日常とか練習風景とかってあまり見られないのですが、

Instagramは手軽な分選手個人が気ままに発信している印象です。

特にストーリーは練習中の動画がアップされていたりして、なかなか面白い。

世界でもトップクラスの走力を持つ選手の動きを、フィッター目線で見ると色々と感じることが多いです。

そのレベルにある選手たちだからこその共通点みたいなものが見えてくるんですよね。

今回はその辺りについてつらつら書いていこうと思います。

1、世界トップクラスの選手はとにかく体幹が分厚い

クイックステップの期待の若手のイヴェネプール選手。

プロロードレース界のチームや選手にはまだまだ疎いのですが、そんな自分でも知っている選手です。

小顔なのもあって余計感じるのですが、とにかく胸板とお腹周りが分厚い。

こちらはナイロ・キンタナ選手。

身長と体重的にとても親近感の湧く選手です。

(167cm/57kg?だった気がします。間違っていたらごめんなさい。)

前からのカットでもお腹周りの分厚さを感じられます。

この二方に限らず、トッププロの皆さんは本当に体幹が分厚いです。

日本人の選手でもこの傾向は見られます。

一般的によく憧れらる逆三角形の体格とは打って変わり、寸胴みたいな体型ですよね。

どうしてこんな体型になるのでしょうか?

これにはある2つの筋肉が関わっているかなと推測しています。

それをお話しするために、プロ選手に多いもう1つの特徴についても触れていきましょう。

2、体幹は分厚いけど脚は細い

体幹の分厚さと対比して顕著なのが手足の細さです。

そしてみなさんご存知クリス・フルーム選手。

余談ですがコンタドールがいいねしているのがツボです。

そんなコンタドールもまた引退してからも自転車を楽しんでいるようです。

なにやらブランドを立ち上げるようですね。画像はそのバイクのプロトタイプかな?

AG2Rのバルデ選手。

フランス人のクライマーですね。この選手は特に線の細いイメージですが、乗っている姿はそのイメージとは真逆のゴツさです。

このお三方の写真からもわかるのは体幹が分厚い割りに手足はめちゃめちゃ細いということ。

自転車にいっぱい乗ると脚が太くなるイメージがありますし、そのほうが速そうですが、どうも必ずしもそういうわけではなさそうです。

3、プロ選手の体の秘密は発達したインナーマッスル

長距離のロードレースでは非常に深い前傾姿勢をキープしつつペダルを力強く回しながらも上体を安定させる必要があります。

体幹を安定させ、股関節をパワフルに使う。

まさにそんな作用を担う筋肉があります。大腰筋です。

私のブログやYouTubeでもよく取り上げている腸腰筋の一部です。

乗っているときにこれがどう貢献しているかというと、横から見るとイメージしやすいです。

海外の研究ですが、よく鍛えられたサイクリストはそうでない人に比べて大腰筋とハムストリングスが厚いというデータもあります。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26148051-unique-muscularity-in-cyclists-thigh-and-trunk-a-cross-sectional-and-longitudinal-study/?from_term=cycling+muscle+psoas&from_pos=4

ペダリングにおいてもここが作用することで末端の筋肉が無駄な力をはっきしなくても済む、だから足も細くなるということですね。

これまで取り上げた選手は特にTTスペシャリストやクライマーが多いので、瞬発的な力を使わない分こうした特徴は顕著だと思います。

逆に瞬発力の求められるスプリンターの選手の脚は体幹の分厚さに加えて脚もかなり太いです。

ゴール前まで体幹を使い脚を温存することで、スプリントにおいて残った脚の筋肉をフル稼働させられます。

だからこそ200km近く走ったレースの最終局面でもあのパワーが出せるのかなと推察しています。

(そもそもの筋組成により筋肉そのものの太さも変わりますし、展開に合わせてうまく走ることでも脚は温存できるので一概には言えないですけどね)

大腰筋が作用してくると同じインナーマッスルの仲間である横隔膜も連動して作用しやすくなります。

横隔膜は胸郭を動かす筋肉です。早い話呼吸を担います。

⬇️呼吸筋の機能は持久形スポーツにおいてとても重要です。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22836606-effects-of-respiratory-muscle-training-on-performance-in-athletes-a-systematic-review-with-meta-analyses/?from_term=endurance+sports+respiratory+muscle&from_pos=3

横隔膜が機能する事で胸郭を大きく動かし、肺をより大きく膨らませられる。

それだけ多くの酸素を取り入れられるので、長時間にわたり筋肉にそれだけ多くの酸素を届けられる。

だからこそあれだけ常人離れしたパワーを長時間発揮し続けられるという事ですね。

こうした大腰筋、横隔膜といったインナーマッスルの強さも、”体幹の分厚さ”の秘密の1つだと考えています。

4、まとめ〜自転車は脚だけで進めるものではない〜

トップ選手の多くに共通する特徴として体幹の分厚さがあります。

そこにはインナーマッスル、大腰筋や横隔膜といった体幹の奥の筋肉が大きく関わっていそうですね。

自転車は脚だけではなく体幹も使って進めるもの。

ロングライドをするときに少しでも巡航速度を上げたいとか、

ヒルクライムのタイムを縮めたいとかいう方にとっても

こうした”プロ選手の共通点”というのはヒントになると思います。

使う道具は同じですから、あとは体を鍛えることが上達の秘訣ですね。

▶︎もっと体幹を使って乗れるようになりたいという方はこちら

以下の動画は腸腰筋と横隔膜にフォーカスした動画ですので、ぜひご参考に(^^)

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