ACTIVIKE(アクティバイク)

やりすぎてませんか?糖質制限の落とし穴

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自転車は基本的に有酸素運動であり、ウォーキング以上に関節を大きく使うためダイエットにはかなり有効な運動です。

 

今まで車や電車で出かけていたようなところに行ける達成感もありますしね!

 

またこういった成功体験に伴うホルモンの分泌が慢性的な腰痛であったり、認知症の予防などに効果的なんだそうです。

 

そんな自転車ですが始めるにあたってのモチベーションとしてダイエットがある方も多いのではないでしょうか?

 

というかほとんどみなさんそうでは?笑

 

小旅行とダイエットの掛け算ができるのは自転車特有だと思います。

 

ダイエットの話になると出てくるのが最近流行りの糖質制限!

 

実はこれ、ただ単にお米やパンを闇雲に減らすと逆効果になるなんてことも、、

 

ですので今一度ここで糖質制限の正しいあり方、やり方を整理していただければなと思います。

 

1.そもそも糖質とは?

糖質とはお菓子など甘いもののみならず米やパン、パスタなどの主食も含まれます。

これらは脳や筋肉、内臓器のエネルギー源としてとてもとても重要です。

いわば生きる源です!

また減量時にはなるべく取りたくない脂質もエネルギー源として重要です。

エネルギーを得る過程はこんな感じ。

スクリーンショット 2018-05-04 23.54.54

細胞でATPという物質を分解するときにエネルギーが生まれるのですが、

 

このATPを生み出すために糖質は解糖系で、脂質はTCA回路で分解されます。

取りすぎた糖質、エネルギー源として余った糖質は基本的に筋肉と肝臓に貯められますが、
ここも許容量があるため貯めきれなかった糖質は脂肪に変わってしまうのです。。

2.糖質を制限しすぎるとどうなる?

前述のように脂肪、脂質もまたエネルギーを得るためのエネルギー源です。
そこで糖質を摂る量を抑えることで、脂肪にエネルギー源としての役割を担ってもらう=脂肪燃焼
を狙うのが糖質制限なのです。
なので、確実に痩せます。
しかしこのダイエット、やりすぎると逆効果になります。。
図をもう一度見て見ましょう!
スクリーンショット 2018-05-04 23.54.54
TCA回路のスタート前に脂質だけでなく糖質もあります。
このTCA回路によるエネルギーの産生は主に持久系の運動をする筋肉(遅筋または赤筋)で主に行われますが、
実は胃腸や肝臓など内臓器も赤筋繊維でできています。
つまり糖質制限をしすぎるとピルビン酸が生まれず、TCA回路に取り込めないため内臓器の活動は落ちてしまいます。
いわば”代謝が落ちた”状態です。
代謝が落ちるということは栄養素をしっかり吸収できない、排泄できない。。
さらに代謝が落ちる悪循環で、痩せにくい体になります。
ですので糖質制限はやりすぎ注意です

3.減量する時に気をつけるべきこと

減量の際に、カロリーコントロールは必須です。消費カロリー>摂取カロリーは大原則です。
この少ない摂取カロリーの中で栄養バランスを崩さないことが肝心なのです!
糖質の取りすぎはもちろん太ります、ですが取らないと痩せにくくもなります!!
繰り返しますが糖質は生きる上で本当に、本当に大切な栄養素です。
米や小麦は昔は貴重な食料だったので重宝され、過多になることはありませんでした。
考えてみてください、教科書に乗っていた原始人で肥満体はいましたか?
これだけ糖質が手軽に手に入る現代は生命体が生きる環境として異常とも言えます。
ましてサイクリストは運動を定期的にやるため消費エネルギーがとても多いです。
運動のために糖質は必須であり、これがない状態で運動すると脂肪のみならず筋肉も破壊していエネルギーを得ようとします。
つまり代謝が落ちてしまいますし、筋肉が落ちると関節のサポートも脆くなります。
例えば、膝を痛めます。腰を痛めます。。
なので運動した量にあった食事はしっかり取りましょう!
定食形式でバランスよく食べつつしっかり運動すれば嫌でも痩せます。
そこからさらにレースに向けた減量となるとまた変わりますが、極端なことは少なからず体にダメージを与えることは知っておいたほうがいいかと思います!

 

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