【レース前日に必要な準備リスト】
6月後半は、ニセコクラシック、全日本ロード、というビッグイベントが控えています。
ここまで積み上げてきたトレーニングの成果を最大限発揮するためには、レース直前の「前日」をどう過ごすかが非常に重要です。
今回はパフォーマンスを高めるためのレース前日の準備ポイントを5つに絞って、解説します!
目次
1. 身体と頭の準備
レース前日は完全休養するよりも、軽い刺激を身体に与えながら、レースの展開を頭でイメージしておくのが理想的です。
なぜなら、前日にまったく身体を動かさないと神経系が鈍りやすく、当日のスタートで身体が重く感じることがあるからです。
軽いスピンや流しを行うことで、疲労を残さずにパフォーマンスの“キレ”を保つことができます。
また、スタート前に不安や緊張を感じやすい人は、コースの特徴や勝負どころをイメージしておくことで、レース本番の集中力や判断力が高まります。
2. 栄養の準備
レース前日は、炭水化物を中心とした食事と、こまめな水分補給を心がけましょう。
糖質を多めに摂取することで、筋肉や肝臓にエネルギー源であるグリコーゲンをしっかりと蓄えることができ、レース中のエネルギー切れを防ぎます。
同時に水分をしっかり摂っておくことも重要です。
脱水状態では心拍数や体温調整に悪影響が出るため、前日のうちに体内の水分バランスを整えておくことがベストです。
3. 機材の準備
バイクや装備の最終チェックは、できれば前日の午前中までに終えておくのが理想です。
理由はシンプルで、トラブルがあった際に落ち着いて対応できる余裕があるからです。
特にヒルクライムやロードレースのような高負荷なレースでは、変速不良やブレーキの異常、タイヤのトラブルなど、どれも致命的なロスに直結します。
落ち着いて確認できるうちに、ボルトの締め具合、チェーンの注油、空気圧の調整などを済ませておきましょう。
4. 睡眠とリラックス
「早く寝ないと」と意識しすぎると、かえって眠れなくなることがあります。
そんなときは、焦らず、まずは身体と心をリラックスさせることを意識しましょう。
特にレース前日は、多少寝不足になってもパフォーマンスにはそこまで大きな影響は出ません。
それよりも、ぬるめのシャワーを浴びたり、ストレッチをしたりして副交感神経を優位にし、スムーズに眠りにつける準備を整える方が大切です。
5. 荷物の準備
レース当日の朝にバタバタしないためにも、荷物の準備は前日夜までに済ませておきましょう。
必要なものをリストアップして、「レース用バッグ」にすべて詰めておけば安心です。
ヘルメット、シューズ、補給食、ゼッケン、安全ピンといった必須アイテムはもちろん、天候やレース後のことも想定して、レイヤーや着替え、タオル、プロテインなども忘れずに準備しましょう。
6.まとめ
トレーニングの成果を本番で最大限に発揮するためには、レース前日の準備がとても大きな役割を果たします。
体の状態を整え、栄養と水分を満たし、機材に不備がないことを確認し、落ち着いた気持ちで眠りにつく。
そんな一連の流れが、レース当日の自信と集中力を生み出してくれるのです。
レースはもうすぐ。
前日の準備を整えて、最高の1日を迎えましょう!
皆さんの快走を心より応援しています!
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