【夏こそ旬の食材で差が出る】
7月の旬野菜を日々の食事に取り入れることで、サイクリングのパフォーマンスとリカバリー能力が確実に高まります。
夏野菜は水分・ミネラル・抗酸化成分が豊富で、暑さによる疲労や脱水を防ぎ、持久力の維持に役立ちます。
目次
1. 汗で失われる水分とミネラルを補う
夏のライドは大量の汗をかくため、水分だけでなく、ナトリウム・カリウム・マグネシウムといった電解質(ミネラル)も体外へ出てしまいます。
これが熱中症や筋肉のけいれんを引き起こす原因に。
7月の代表的な夏野菜であるトマト、きゅうり、ナスは、90%以上が水分でありながら、カリウムやマグネシウムを豊富に含み、自然な電解質補給源となります。
⚫こんな人におすすめ
✅ライド後に足がつる
✅暑さで頭がぼーっとする
✅スポーツドリンクが苦手
2. 強い日差しと運動ストレスを「抗酸化力」で防ぐ
夏は紫外線量が多く、さらに長時間のライドによって体内で「活性酸素」が大量に発生します。
これは細胞にダメージを与え、疲労感の増加や回復の遅れにつながります。
そこで大切になるのが、野菜に含まれる抗酸化物質。
特に夏野菜には以下のような成分が多く含まれています。
✅トマト
リコピン 紫外線ダメージの軽減、心血管保護
✅ナス
ナスニン(アントシアニン) 血流改善、炎症抑制
✅ピーマン
ビタミンC・βカロテン 免疫力アップ、疲労軽減
✅オクラ
ポリフェノール、ムチン 胃腸保護、細胞の修復促進
⚫こんな人におすすめ
✅回復に時間がかかる
✅風邪をひきやすい
✅肌荒れが気になる
3. 食欲が落ちやすい夏でも食べやすい
高温多湿な7月は、胃腸の働きが低下し、「食欲が出ない」「重いものが食べられない」という人も多いです。
そんなときこそ、夏野菜の出番です。
ズッキーニやナスは火を通すと柔らかく消化に良く、トマトやきゅうりは生でもさっぱり食べられるため、胃腸に負担をかけずに栄養を摂取できます。
さらに、オクラやモロヘイヤなどのネバネバ野菜は「ムチン」という成分を含み、胃粘膜を守る効果があり、夏バテ防止にも効果的です。
⚫こんな人におすすめ
✅暑さで食事量が減っている
✅胃もたれを感じる
✅冷たいものばかり食べてしまう
4. 今が旬!サイクリストにおすすめの7月野菜リスト
以下は、サイクリストの回復・持久力向上に役立つ旬野菜です。
✅きゅうり
カリウム、水分 :水分補給、むくみ予防
✅ズッキーニ
カリウム、ビタミンC:疲労回復、利尿作用
✅モロヘイヤ
ビタミンA・C、カルシウム:骨の強化、免疫アップ
上記以外に2で紹介した野菜もオススメなので積極的に摂ってみてください。
5. 夏ライド後にぴったり!夏野菜の冷製パスタレシピ
◆ 材料(1人前)
トマト(中)…1個
ナス…1/2本
ズッキーニ…1/3本
オクラ…2本
にんにく…1片
パスタ(冷製用)…80g
オリーブオイル…大さじ1
塩・こしょう…適量
バジル(お好みで)
◆ 作り方
野菜をすべて食べやすくカット。ナスとズッキーニは軽く炒めて冷やしておく。
トマトは湯むきして角切り、オクラはゆでて刻む。
にんにくをオリーブオイルで軽く炒めて香りを出し、冷ましておく。
パスタをやや長めに茹でて冷水で締め、具材と混ぜる。
塩・こしょうで味を整え、バジルをのせて完成!
✅ ポイント: リコピンはオイルと一緒に摂ることで吸収率が2〜3倍にアップ!
6. まとめ
7月の夏野菜は、サイクリストのパフォーマンス維持・回復に必要な水分・ミネラル・抗酸化物質を自然な形で補ってくれる「最高の補給食材」です。
とくに以下の3つは毎日取り入れたい要素
✅トマト:抗酸化・紫外線対策に
✅きゅうり:脱水・ミネラル補給に
✅オクラ:胃腸ケアとたんぱく質吸収サポートに
サプリに頼りすぎず、自然の恵みで体を整える。
それが、大人サイクリストにこそふさわしい「食の戦略」ではないでしょうか。
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