【アクティブリカバリーのすすめ5選】
ハードに走るサイクリストほど、「休み方」で差がつきます。
今回は、すべてのサイクリストに向けて、アクティブリカバリーの重要性と具体的なやり方を5つのやり方で解説するので是非実践してみてください!
目次
1. アクティブリカバリーとは? 「動いて回復する」
アクティブリカバリーとは、完全に休むのではなく、軽い運動を行いながら疲労回復を促す方法です。
血流を改善し、筋肉に溜まった老廃物を効率よく取り除くことができ、次のトレーニングへの準備がスムーズになります。
特に年齢を問わず、高強度の練習をした翌日にダメージを残さないための戦略として、多くのアスリートに取り入れられています。
2. なぜアクティブリカバリーが効果的なのか?
研究によると、軽い運動を取り入れたアクティブリカバリーは、完全休養よりも乳酸の除去が速く、筋肉痛の回復も早いことが分かっています(Dupont et al., 2004)。
また、軽い運動は自律神経にも働きかけ、心身のバランスを整える効果も期待できます。
主な効果:
✅筋肉内の血流促進
✅代謝老廃物の除去促進
✅柔軟性の維持と関節の可動性アップ
✅精神的リフレッシュ効果
3. 具体的なアクティブリカバリー5選
以下のような軽い運動がアクティブリカバリーには適しています。
時間や状況に合わせて選んでみましょう。
① 軽めのサイクリング(30〜60分)
心拍数:最大心拍数の50〜60%
ケイデンス:90rpm前後
地形:平坦で信号の少ないコース
感覚:息が上がらず会話ができるレベル
② インドアローラー(15〜30分)
Zwiftなどを使って、軽いギアでクルクル回すだけでもOK。
寒い日や時間が取れない日にも便利。
③ ウォーキング(30〜45分)
軽い負荷で全身を動かす効果あり。
血流改善+メンタルリフレッシュにも◎
④ ストレッチ・ヨガ(15〜30分)
特にハムストリングス、腸腰筋、腰回りの柔軟性を意識。
動的ストレッチで血行を促進。
⑤ アクアウォーキング・軽いスイミング
関節に優しく、浮力を利用したリカバリーが可能。
冷水による筋肉の炎症抑制も期待。
4. 「完全休養=最善」ではない
「疲れているから何もしない」が必ずしも最適とは限りません。
特にトレーニングを定期的に行っている方ほど、完全に止まってしまうと身体がリズムを崩しやすく、逆に疲労感が抜けにくくなることもあります。
年齢に関係なく、軽くでも身体を動かして回復を促す方が、翌日のライドで「脚が軽く感じる」ケースが非常に多いです。
5. 習慣化するために大事な事
アクティブリカバリーは「特別なトレーニング」ではなく、週に1〜2回、自然に生活の中に取り入れることが大切です。
例えば:
土曜:高強度インターバル
日曜:アクティブリカバリーライド(60分、平坦コース)
月曜:完全休養またはストレッチのみ
といったリズムを作ると、パフォーマンスが安定し、ケガのリスクも下がります。
6.まとめ
・完全休養よりも「軽く動く」方が回復が早まる
・年齢を問わず、すべてのサイクリストに有効
・血行促進、老廃物除去、メンタルケアにも効果あり
・30分の軽い運動で十分
・習慣として取り入れることで年間を通してコンディション安定
次の休養日は、バイクにまたがって「ゆるポタ」を楽しみながら、身体の声に耳を傾けてみてください。
アクティブリカバリーが、あなたのパフォーマンスを一段上のレベルに引き上げてくれます!
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