【ビーツってほんとにいいの?】
目次
1. ビーツはサイクリストの“隠れた味方
最近、「ビーツ(ビートルート)」がサイクリストの間で注目されています。
見た目はちょっと地味な野菜ですが、実は“走れる体”を作るためのすごい力を持っています。
特に、持久力を求めるライダーにとっては、まさに天然のサプリメントのような存在です。
2. なぜビーツが効くのか?
ビーツに含まれている「硝酸塩(しょうさんえん)」がカギです。
これが体の中で「一酸化窒素」という物質に変わり、血管を広げて血流を良くしてくれます。
すると、筋肉に酸素が届きやすくなって、同じ力でペダルを踏んでも疲れにくくなるんです。
言い換えれば、効率よく走れるってことですね。
3. ビーツの効果、科学でも証明済み
①持久力アップ
イギリスの大学の研究によると、ビーツジュースを飲んだサイクリストは、プラセボ(偽物)を飲んだ人よりもタイムが約3%速くなったそうです。
たかが3%、されど3%。レース終盤の粘りや、ヒルクライムの最後の一踏ん張りに効いてくる数字ですよね。
②疲れにくくなる
同じ研究では、ビーツを摂ると酸素の消費量が減ることも分かっています。
つまり、同じペースで走っても、体が楽になるんです。
ロングライドでも後半に余裕が出てくるかもしれません。
③回復にもいい?
さらに、ビーツには抗酸化作用があると言われていて、トレーニング後の疲労回復にも役立つかもしれないという話もあります。
ハードなライドの後でも、次の日にしっかり走りたい人には嬉しいですね。
4. どうやって摂ればいい?
①タイミングが大事
ビーツの効果はすぐには出ません。
飲んでから2〜3時間後に効き始めると言われています。
なので、ライドの前に早めに摂っておくのがコツです。
②どれくらい摂ればいい?
研究によると、400〜500mgの硝酸塩が効果的。
これは、ビーツジュースなら500mlくらい、濃縮タイプのビーツショットなら70mlくらいが目安です。
市販の濃縮ジュースやサプリも便利ですね。
③注意点
ビーツを摂ると、尿が赤くなることがありますが、心配いりません。
あと、摂りすぎはお腹がゆるくなることがあるので、ほどほどに。
5. まとめ
次のライドでビーツを試してみよう
ビーツは、自然な方法で持久力をサポートしてくれる優れものです。
特に、40代を過ぎて「ちょっと疲れやすくなったかな」と感じているサイクリストにこそ試してほしい食材。
普段の練習やレースのパフォーマンスを、もう一段階引き上げてくれるかもしれません。
ビーツの力を借りて、もっと遠くへ、もっと速く、気持ちよく走ってみませんか?
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