ボーラワン35クリンチャーとゾンダを比較インプレ
にっしーです。柄にもなく機材インプレ記事です。笑
だいぶ時間が経っているのですが約2ヶ月前の9月頭にボーラワン35クリンチャーを購入しました!
購入先はカンパニョーロホイール専門ショップのカンパニョーロホイール専科さん
このホイール自体は先々買うつもりでいたのですが、今年はまだいいかなって具合。
ただそれまでゾンダを使用していたのですが、徐々に徐々にもたつき感というか物足りなさというかを感じていたのも事実で、、
このあたりは後述にてはっきりしてきます。
そんな折に出先に向かう電車内でふとTwitterを眺めているとこんなツイートが!
サマーセール最終日!2017ボーラワン35 クリンチャー シマノボディ!169800円!限定1セットのみ。お知り合いにも拡散してください!!https://t.co/1hc08TtNDI
— カンパニョーロ専科 (@3zXk9zJxXoEcglL) 2018年8月15日
ちなみにボーラワン35クリンチャーは定価にして¥296,800する代物。
ここまで安くなることはWiggleでもそうそうないです。どうせ遅くともシーズン終わりには買うつもりでしたし、人気ホイールゆえにその時にこの価格で出回っている可能性はかなり低いと判断し購入を決意!
嬬恋キャベツヒルクライム直前ではありましたが自宅に到着しました。
はい、というわけでボーラワン35CLが届きました👏
機材負けしないように精進します。 pic.twitter.com/FQWJ37yus4
— にっしー Ryo Nishitani @ACTIVIKE (@ryoooo_veleno) 2018年8月25日
ラベルは定番のブライトラベルではなくダークラベルに。というのもフレームデザインを際立たせたかったのと足元をスッキリさせたかったから。
またなんで35かというと基本的にヒルクライムがメインではありながらもロングライドやロードレースなどシチュエーションを限定せず楽しみたいというのも本音で。
平地も普通に好きですし、ホイールを何本も持つ趣味は今の所ないので、汎用性の高い35にしました。
ロードを始めた時から憧れていたホイールがとうとう足元につき感無量!
レースやトレーニングライド、ロングライド含めてあらゆるシチュエーションで2000km近く走ったので、これまで使っていたゾンダと比較しながらインプレしたいと思います。
ゾンダからボーラというパターンでの買い替えをする方は多いかと思うので、何か参考になれば幸いです!
見た目
こんな感じに仕上がりました!
文句なしにかっこいいですね。笑
フレームが小さいので35mmハイトでも分厚く見えますね。
重量
ゾンダ:前後合わせて1596g
ボーラワン35クリンチャー:前後合わせて1401g
当たり前のように軽いです。さすがカーボン。
漕ぎ出し
ボーラワンはゾンダに比べて軽くてスイっと進む感じでした。
これは一漕ぎでわかる感じ。
ゾンダを使い込んで脚力が付いてくると次第に漕ぎ出しがもたつく感じを持つ人が多いと思いますが、ボーラになりそれが一切払拭された感じです。
信号待ちからのスタートのストレスが軽減されましたね〜。
加速性能
公道で35km/hまでじっくり速度を伸ばす分には正直ゾンダとボーラで違いを感じませんでした。ただそれ以降、45km/hまでの伸びはボーラの方が軽く、早い感じがします。
逆にギュッと一気に35km/hまで加速するときはやっぱりボーラの方が速いです。
都内の幹線道路とか山間の田舎道とか、道幅の広いところはなるべく速く移動したい時にはこの速度帯にすぐ乗せられるのは結構嬉しいですね!
平地巡航
ここはエアロ効果で、速度が落ちにくいです。というか40km/hから先も速度を伸ばしながら回り続ける感じがします。
ゾンダのほうが40km/h前後を維持するのは少しエネルギー使う感じがしました。
リムが重たい分ゾンダもそれなりに平地は進むのですが、やっぱりエアロ効果は大きいですね。
またここが一番感動したのですが、直進の安定性!
バイクが変によろつかずまっすぐ矢のように進む感じがしました。
ヒルクライム
7%以下の緩斜面はエアロ効果と軽量性のおかげかゾンダよりも速度が乗ったまま登っていきます。
それ以上の急勾配になってくると、正直短距離の上りはそんなに速度的な違いは感じないです。笑
ただ上半身がリラックスしやすいです。直進安定性が増したからでしょうか?多分距離が伸びてきたりすると後半の体力の消耗具合に違いが出てきそうです。
あとは剛性が上がったので登坂になると脚への跳ね返りはより増したように感じます。
ほぼ初実走が嬬恋HCだったのですが、レース途中で足が終わってしまいました。笑
ゾンダはそこまで繊細にペダリングせずにグイグイ踏んでも進む感じはありましたが、ボーラはその辺り繊細が求められて、しっかり引き足もより意識しないと上りでは活かせない感じがします。
ペダリングのアラを見せつけられましたね。笑
ペダリングスキルを上げる意味でも、カーボンホイールへのアップグレードは意味がありそうです!
ダウンヒル・ブレーキ性能
ここもかなり感動ポイントでした!
コーナリングの安心感が、柔らかいゾンダとは段違いでした。クイックな反応性を感じられて、カーブが連続してすぐ切り返せます。
コーナーに侵入する直前の減速も、ブレーキがしっかり効くので安心感があります。
ツールドかつらおは雨の中のダウンヒルだったのですが、そこもそんなに怖さを感じずに下れましたね。(多少最初に表面の水分を飛ばすようにパッドを当てるテクニックは必要でしたが!)
ダンシング
縦にも横にも剛性が上がっているので、左右にバイクを振っても力が逃げない感じがありますね。バイクもブレない感じ。
あと絶対的に軽いので、上り坂ではダンシングがしやすくなりました。
剛性は?
あくまでゾンダと比べたらの話ですが”硬い”です。
ゾンダはある種多少強引に踏んでも脚には負担なく長距離走れますが、
ボーラでそれをやると速攻で脚が売り切れるでしょう。丁寧にペダリングをして、引き足でも力を伝えられないと良さを活かしきれないです。
剛性に関しては乗り手の体重は脚力、ペダリングなどで感じ方はだいぶ変わるので、絶対評価はどうしてもできないかと思いますが、、。
まとめ
全体的にいうとゾンダのマイルドな乗り味に少しメリハリを加えてあげた、というような感じです。
漕ぎ出しの軽さと加速性、直進安定性は圧倒的にいいです。
中級ホイールに慣れてきて、もうワンランク上の走りを目指したいときに、一緒にスキルアップしていけるともてもひつy位ホイールなんじゃないかなと思いました(^^)
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