箱根ヒルクライム2018レースレポート
今年も箱根ヒルクライムにチャンピオンクラスで参加しました。
結果だけ先にいうと36人出走中の16位という順位で、タイムは47:09でした。
同じヒルクライムレースに参加するのはこの箱根ヒルクライムが初めてだったりするので去年からどれだけ成長したかはっきりすることもあり、モチベーションは高めで臨みました。
そもそも去年の箱根ヒルクライムも、初めてレース向けに目標(=年代別でシングルスコア)を立てて”練習”に取り組んで望んだレース。そういう意味でもこのイベントへの思い入れはあります。
今年は思い切ってチャンピオンクラスにエントリーしました!いま第一線で活躍されている、憧れのクライマーたちのレベルを、一度肌で感じてみたいと思っての決断でした。
結果は前述の通りで、橋にも棒にもかからない感じでしたが…需要あるかどうかは置いといて個人的に非常に収穫の多い一日だったので記録に残そうと思います!
1.前日まで
ベースが落ちないように、実走だろうがローラーだがろうが毎日なんらかの形で自転車には乗るようにしてました。
家庭の事情で途中丸一週間くらいはどうしても乗れなくなってしまうこともありましたが、持続できるパワーの底上げと持久力の向上を図るべく、ローラーは20〜30分AT付近(最大心拍80~85%)の心拍を維持する内容で、外を走る時は近所にある1km程度の急坂(わかる人は分かりますがV坂ですw)を2分半程度のペースで7本〜10本繰り返すインタバールをメインに行いました。
書いてて気づきましたが今月は峠を攻めるような練習がほとんどできてなかったですね。。
一週間前に入っても基本は強度を落とさずに日々淡々と練習しました。
3日前までに高強度をやっておきたいと言うのと急勾配対策で白石峠へ!
前日はイナーメの田渕さんの企画でYouTubeの撮影!
青空の下で3本ローラーを回すと言う珍体験ができました。笑
撮影だん👏
YouTuberたちに乗っかりました笑
楽しかったー! pic.twitter.com/E7A6RvODWK— にっしー Ryo Nishitani @ACTIVIKE (@ryoooo_veleno) 2018年10月20日
からのろーたす!今月何回目だろう?笑
昼過ぎにフィッティングのご予約を頂いていたので自宅に戻り、仕事を終わったら輪行で小田原へ移動!
今回はゲストハウスに泊まりました。ドミトリーは雰囲気がよくて好きです。
朝がそこまで早くないので、たまたま同じ宿にいた知人と語ってから23時頃に就寝。。
2.レースレポ!
5時ごろ起床しだらだら準備してからまずは小田原競輪場にいき当日受付!
受付は以前ACTIVIKEをご利用いただいた方でした(^^)
受付だん👏
ひろみさんが受付でモアパワー頂けました! pic.twitter.com/tG5WRX8TDc— にっしー Ryo Nishitani @ACTIVIKE (@ryoooo_veleno) 2018年10月20日
受付後、また宿に戻りつつすき家でまぜのっけご飯定食をば!便通促進。その後快便でしたw
準備を詰めていざ出陣!
…と思いきや途中で計測タグがないことに気づく!!
宿に戻り探し回るが見当たらなくてかなり焦りました。。
着替えのズボンに入っていて一安心。気を取り直して会場へ。
スタート会場です。
写真の奥にスタートゲートのバルーンがあって、その向こうに壁が見えるのがわかるのでしょうか…
ターンパイクは13.8kmで1000m近く登る険しいコース。しかもラスト3kmほどはアップダウンで、最初10kmは10%前後の斜度が延々と続きます。
完全にローラー台ですね。笑
急勾配の苦手意識はないのですが、ここまで延々と続くコースはそうそうありませんしやはりきついです。
今回は昨年と違い知り合いが何人も出ていたのでスタート前もリラックスして過ごせました。
今回、序盤突っ込みすぎて垂れるのは避けたかったのでとにかくマイペースと自分に言い聞かせました。
チャンピオンクラスは10:30からスタート。そういえばヒルクライムでは初めてのマスドスタートです。号砲の時点から計測開始。
目の前の人がクリートキャッチをミスして早速スタートがワンテンポ遅れました。
そして周りの人は勢いよく突っ込んでいく。
そういえば今回印象的だったのは中学生が割と多かったこと。そんな中学生たちはスタートと同時に”スプリントか!”ってくらいかっ飛ばして行きました。
若いなーなんて思いながらゆっくり回し始めました。
ただこの時点で先頭は遥か前に。垂れた人たちを抜いて少しずつ先頭との距離を縮めようとしますがなかなか縮まらず…と言うかむしろ広がっていくのを感じて、これはついて行っちゃあかんやつやと笑
今にして思えば当初の目的を考えたらそもそもスタートから守りに入るべきではないのです。弱気になっていました。
とはいえあとは自分のペースで淡々と走り、落ちていく人を拾うのみ。
この勾配なので周りの動きに惑わされないように本当にあくまで淡々と登るのを意識していました。
途中抜いた人何人かがついてこようとたり、抜きにかかったりしてきましたが基本無視。
ただ、1人ハイセンスなスチールバイクのおじさん?が抜いていって、ペース的に足が合いそうだったのでしばらくついてきました。
心地よいペースでしたが、大きな橋のところで斜度が緩んだところでぐいっとペースを上げられてしまい、、ターンパイクは一度離れるとよほど踏まない限り詰められません。
見送る形でまたマイペース登坂に戻りました。
何人かは抜きつつの一人旅。上半身は脱力して呼吸は深めに、骨盤ごと足を回すように集中してペダリング。
かなり集中できていたと思うし、なんだか自転車と一体感を感じれてとても楽しかったです。
ただ、7Km過ぎたあたりでまだだいぶ余力があることにハッと気づきました。
急勾配はあと3km。
それ以降はハイペースなアップダウンになるのでここで出し惜しみしてる場合ではないと言う思いと、垂れちゃだめだと言う思いが入り混じりダラダラと守りの姿勢に徹してしまう。
前に3人くらいいて確実に近づいているのに情けない。
急勾配終わる手前で1人を捕まえて下りで引き離す。
降って1つ目の登りが長いことに気づき一度インナーに入れてじっくり登り、次の下りはペダルをぶん回す。
さっき抜いた人は体格が良かったので下りで追いついてくるだろうと思っていたら案の定ここで抜かれました。
登坂力は自分の方がありそうだったので静観して2つめの登り返しで再び追い抜くがここでこの人は粘りを見せ、2人ならぶ形で登っているとグイッとダンシングで上げてきました。
勝負の場であるレースに参加していると言う意味でも、タイムを出す意味でもこの人ととは最後まで競り合うべきでした。
それなのにペダルに力を込められませんでした。踏んでいいのか分からなかったのです。
余力はある。でもここで踏んだとしてゴールまで持つのだろうか?結局刺されるのでは?あれこれ考えている間にその人との差はどんどん開く。
ふと横を見るとスケールの大きな箱根の山々を見渡す絶景が見えました。そんなの見てる暇があったら踏めって感じです。
正直、この時ばかりは自己嫌悪になりました。勝負の場にまで来て何やってるんだろうと。
このままゴールしたら後悔すると思い、最後の直登だけでもスプリントして手元で47分でゴール。
ちなみに去年は50分40秒だったので3分半近く更新です。
3.ゴール後
大幅更新の喜びと”勝負できなかったなぁ”と言う不完全燃焼感が入り混じった複雑な感覚でした。
後先考えずに踏んで、最後抜かれたあの人ととだけでも競り合えば良かったと。
振り返るとこれ以上ないくらい綺麗な富士山が!大観山には何回も来てますがこんなに綺麗に見えたのは初めてでした。
記念にパシャり。
知り合いも続々とゴールしてしばし談笑。
皆それぞれタイムを更新したり、表彰台に登ったり素晴らしい!
特に先日白石峠練にご一緒した篠さん(@shino_138)は超ハイレベルな女子チャンピオンクラスで優勝!!
走行動画はこちら。本当に女子か!笑
表彰台も終えて、じゃんけん大会も華麗に敗北。
知り合いのてつやさんの車に乗せてもらえるとのことで駐車スペースへ。なんとターンパイクの湯河原峠までの区間がそうなっており、普段自転車は通れないところなのでここぞとばかりにパシャり。
仲間内で八王子市横川町のデュボンタンへ!ちなみにここの店主のたいっちゃんは同じ和田峠の心の友です。
デュボンタンHP:http://du-bon-temps.com/
お疲れ会でケーキを堪能!
デュボンタンでお疲れ会👏 pic.twitter.com/ZIs1EdFi3u
— にっしー Ryo Nishitani @ACTIVIKE (@ryoooo_veleno) 2018年10月21日
去年はひとりぼっちで臨んだレースなのに、今年こうして大人数で終始わいわい遠征を楽しめて、つくづく自転車を通して得た縁に感謝です(^^)
4.総括と今後
垂れまくりだった去年と比べると、、
今年は終始一定ペースを刻み、心拍も175前後で呼吸も乱れず淡々と登れて、タイムも縮めて本当に成長を実感できました!
同じレースに出るのは初めてのことだったので、明確に丸一年の変化がわかって良かったです。
そして課題は本当にたくさん見えて来ました。
①ある一定ペースは刻めるようになったが、それ以上のペースをどれくらい持続できるかを把握できていない。⇨普段の練習で限界突破できていない証拠
②そもそも持続できる出力がまだまだ低い。⇨基礎作りは引きつづき徹底
③クランク長がペダリングに合っていない。登りのケイデンスは低めのトルク型なので165mmではパワーが逃げてる。⇨早急に変更!
なんやかんやでご無沙汰の和田峠通いも再開します。実は斜度が極端なので変に踏み癖がつきそうなので避けていたのですが、やはりあそこのリピートをしていた時期が伸びを実感できましたので。
腐らずにコツコツ取り組んでいこうと思います(^^)
課題が見えたらそれを潰していくだけです。
乗り手としての感性を磨くことは仕事にも大いに結びつくところでもあるので、日々自転車を楽しみながら、よりレベルアップしていきたいところです!
ひとまず年内はレースおしまいです。
来年もレースはヒルクライムメインに、時たまロングライドという感じで取り組むつもりです。
今の所、伊吹山⇨AACR⇨成木⇨富士ヒル⇨奥多摩⇨乗鞍⇨ツールド東北⇨檜原⇨箱根って感じですかね。
あとはブルベですね!ACTIVIKEに来られる方、実はブルベライダーが多いです。今年結局出られなかったのですが、お話ししていると本当に楽しそうなので来年は積極的に。
気分屋なので、だいぶ変わるとは思いますが。笑
ではまた!
P.S.
10/27 18:00~@たちかわ創造舎
10/30 20:00~@新宿
体幹トレーニングのワークショップを行います!オフシーズンの体つくりのためにきっと役に立ちますので是非に!会費3,000円です。
参加希望の方はこちらへ
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。
▶︎フィッティングや施術のご予約はこちらへ
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