ツールドかつらお(一周の部)優勝 レース&遠征レポ
10/14(土)に福島県で行われたLinkTOHOKU主催の公道ロードレース”ツールドかつらお”に参加しました
これまでレースはヒルクライムがメインでロードレースは初めてでしたが優勝することができました!
今回の遠征はレース結果に留まらずとても充実したものになったので記録に残そうと思います。
1.ツールドかつらおはどんなレースか?
LinkTOHOKUが主催する、日本では貴重な公道ロードレースです。実業団では周回形式で公道ロードレースが行われますが、実業団登録していなくても参加できるためホビーレーサーにとって本当に貴重な機会。
そもそもがLinkTOHOKUの想いとして、日本でも海外のように公道でロードレースが盛んに行われるようにというのがあるようです。是非とも活動の幅をさらに広げてほしい。
コースは福島県は葛尾村を中心に設定された、峠2つを盛り込んだ一周28km(長い!)で獲得標高500m(登る!)のコース。
実業団登録している選手曰く”これだけ長くて登れるコースはない、もう他のロードレース出られなくなるよ”と。笑
2.きっかけは3日前…
そもそもの始まりはLinkTOHOKUのこのツイート
地域調整の難しさ / 10/14ツール・ド・かつらお参加者緊急募集(エントリー費用LinkTOHOKUで負担します)約200名集まらないと次回開催が難しくなりますのでm(_ _)m ぜひ記事をお読みいただき近郊の方ご協力ください。https://t.co/cIVhzpdXuO pic.twitter.com/7s3hTDe6Xt
— LinkTOHOKU (@LinkTOHOKU) 2018年10月11日
なんでも3回目になり運営のフローもできてきたところで主催を葛尾村に移行したところ、1週間前の土壇場で参加人数が足りていないことがわかったとのこと。
元々イベントの存在は知っていたし、公道ロードレースは一度走りたいと思っていました。
日曜は特に予定もなかったので気になっていたところ、、
[ゆるぼ]ツール・ド・かつらお、走りたいので現地までの足を募集
— ryuta〽JBCF南魚沼ロードレース (@Plakad1ryuta) 2018年10月11日
一緒に走る機会も多い彼からのこの鶴の一声から始まり、、
【拡散希望】ツール・ド・かつらおチーム戦参加者募集(参加費無料)優勝チーム賞金10万円 / 交通整理員も時給が出ます。 https://t.co/iPfAmspgXa
— CLUBろーたす@TIMEのペダルはLOOK (@CLUB_LOTUS2013) 2018年10月11日
以前からお世話になっているCLUBろーたす (自転車チームではなく超絶美味い肉料理屋さんです!)のマスターも興味を示したのがきっかけで
あれよあれよというまに自分含めた6人が集結。笑
中には前日の13日に富士山一周の200kmブルベを走って翌日このレースに参加するというツワモノも…(当日は3周するハイクラスも上位で完走してました。鬼ですね。。)
箱根に向けて自分のシューズにインソールパッドを入れたりとセルフフィッティングしていたのでそれを確かめたいというのもありちょうど良かったです!
配車や移動スケジュールなどの段取りも滞りなく決まり、かくして強行軍でのかつらお遠征が決まりました!
3.レース前日
元々この日は基本土曜日に彩湖で行われるろーたす主催の朝練(もう一度言いますがろーたすは自転車チームではなく飲食店です)に参加し、その後ろーたすにて体幹トレーニングのワークショップを行う予定でした。
朝練にはリュックひとつにまとめた遠征荷物を持って参加!
来週は箱根ヒルクライムも控えている手前、かつらお前日といえど強度は落とさず普通に朝練を実施。(Tさんに脚をガリガリにされるの巻)
でもこれが逆に良かったと思います。
朝練後はろーたすにてワークショップ!
楽しく体幹をいじめました!笑
⇨10/27(土)たちかわ創造舎、30(火)新宿にて同様の内容を行います!!会費は3,000円です。この内容は今回のレースの結果にも結びついています!
▶︎ 詳細はこちら
鍛えた後は参加された皆様で自転車談義しながらランチを。
その後、JPTを走られているIgnameの田渕さんもランチにご来店!
練習終わりにはいつものココ!
肉系が本当に美味しい!
今日は楽しくお喋り仲間付きでした🤤 pic.twitter.com/MzYFfF6suF— 田渕 君幸(タブチン) (@12e1189) 2018年10月13日
田渕さんは自転車の楽しさを世の中に広めるために最近Youtuberになりました!
手段は違えど想いは同じ、今後色々一緒に動きます!
タブチンチャンネル登録はこちら!
その後、発起人のリュータとろーたすのチームメンバー(ろーたすは美味しいお肉料理の飲食店です)のほっしゃんと合流し、一路東北道で福島へ!!
美味しいラーメンに舌鼓を打ちつつ、
福島に到着!
暗い! pic.twitter.com/qUDJKi4xwN— にっしー Ryo Nishitani @ACTIVIKE (@ryoooo_veleno) 2018年10月13日
かつらお村に到着!
元々宿泊も参加費に含まれているようで、地域交流館に寝袋で雑魚寝というスタイルです。広々として快適でした!
この施設はデイサービスも行なっているようで、今まで患者さんを座らせきたシャワーチェアに自分が座ってシャワーを浴びるという珍体験も笑
寝袋にこもり就寝。
完全に勢いで来たかつらお村、レースは明日だけどすでに来てよかったって思える。
圧倒的非日常感がすごい笑
勢いで決める遠出はだいたい外れることないんだよなぁ。
— にっしー Ryo Nishitani @ACTIVIKE (@ryoooo_veleno) 2018年10月13日
4.レースレポ!
当日は6時くらいに起きてだらだら準備。この時点で曇り空でかなり寒い。。
エントリーしていた1周の部スタートは8:30だったので、スタートの遅い3周の部出走のGOTUS(GOCHIとろーたすの連合軍)メンバーに直前まで横にいてもらえました。おかげでギリギリまで上着切れてとても助かる。。
雨が降り始めてさらに冷えましたが、時間となりいざレーススタート!
ちなみにコースはこんな感じで、①5km下り基調⇨②9kmの緩い峠⇨③3kmの勾配きつめの峠⇨④勾配きつめのダウンヒルからの4km下り基調の平坦
最初の5キロは下り基調でローリングスタートでした。緩いペースで、集団内にいたためなおさら強度上がらず寒さを強く感じる。。
ろーたすマスターに集団走行での留意点をレクチャー受けながら走行。(ろーたすは以下略)
下りが終わり、最初の峠の登りに入るとリアルスタート!この時自分は7番手くらい。
スタートと同時に5人くらいガッとペースをあげて逃げ出す。様子を見ようと思ったけれど後ろも縦に伸びようとしていたので逃げに乗るのが得策と判断してブリッジ。
5人のうち湯ノ岳ジャージのおじさんが1人がさらに先行していたけれどそこまでペースに差はないので4人の後ろについて様子を伺う。この時点で全身がよく動きスピードも乗る、でも心拍は落ち着いたままだったので好調を確信。じきにここから1人ドロップ。
残った3人でローテしましょうと声をかけ(言ってみたかったやつ)て湯ノ岳ジャージを追う感じに。この時で後方集団とはだいぶ差が開いていた気がする。
ローテメンツを見るとビアンキの人は勢いはいいけれどペダリングが踏み踏みしていて荒かったのでこの登りで落ちるだろうと読む。もう1人の派手なジャージの人はなんかまだ余裕そう。
自分が前の時にペースをジワリとあげたりして遊んでると湯ノ岳ジャージのおじさんを捕らえる。
それと同時に今回の遠征に同行していたハライチさんが追いつく!やはりきました。そういえば今回はサイコンを忘れなかったらしい。
ハライチさんと自分の5人で団子になり1つめの峠も終盤に。やはりビアンキの人は落ちていった。
この時は山岳賞があると思っていたので峠手前で軽くスパートしひとまず先行してそのまま下りでリードを広げる。
(今1つ目のピークを超えたところ)
ここを下り切ると次の峠までのトラバース区間で平坦に。白石みたいなキツい峠なので脚を温存しようと適当に回し後ろを待つことに。
2つ目の峠の登り口の時点でもさっきの4人に。
ハライチさん曰く他の2人はまだ余力はありそうとのことだったのでペースを2人で上げて千切る。
この辺りから優勝を意識するように。(山岳とって満足しかけていたけどいけるんじゃね?となり笑)
2人でいいペースで登り少しずつお互い呼吸が荒くなっていく。やはり全身でペダルが回せて心拍も落ち着き良い感触!我ながらインソールすげぇ〜なんて思ってました。
▶︎インソールパッドはトータルフィッティングで!
距離的にそろそろ頂上と思い自分が先行して少しペースアップ。
の登りでは差が広がらなそうなのでこの後のテクニカルなダウンヒルでまたリードをしようと思い、峠を超えてそのまま勢い殺さず下りをガンガン攻める。
普段と違い対向車が来る心配もないので道幅めいっぱいにライン取りできて気持ちよかった。
峠を下りきり、最後の下り基調平坦になると独走状態に
”これもしかして勝っちゃう?”
と実感ないままもとりあえずペダルは踏む。
この辺りで後ろを一度見ると1人きている!!(この時はハライチさんとは気づかず)
距離自体は結構開いていたので、ガン踏みして垂れないように心がけながら距離を守る感じに。
とはいえじわじわ近づいていて怖かった。
残り1km切ると下りになり、その時点でまだ距離はあったので勝利を確信。
ゴールは一度やりたかった両手放しガッツポーズでゴールしました!
(蓋をあけると2位のハライチさんとは4秒差だったのでやはり最後は攻め切るべきでした。反省。)
ロードレースってだけでビビっていたのでまさかワンツーできるとはと2人で話してました。登り多かったのでクライマー向きでしたね。
謎のゆるキャラと。
昨日、ろーたすで体幹トレの指導してくれた@ryoooo_veleno にっしーさんが『ツールドかつらおソロ28km』の部で優勝🏆
Bicycle Fellowのチムメン@haraichi_scott はらいちさんも最後まで追い上げて4秒差の2位。🥈
ワイはなんとか足切りにならず完走。危うく身内に足切りにされる所だった。#activike pic.twitter.com/h7Q7iA9Aty— CLUBろーたす@TIMEのペダルはLOOK (@CLUB_LOTUS2013) 2018年10月14日
危うく身内を足切りするところでした笑
福島民報の方に取材なんかされちゃったり!
端っこにちょろっと乗るくらいだろうとは思いつつACTIVIKEの宣伝をがっつりと。笑
この後は無料で振舞われたカレーを堪能してから着替えて3周の部を応援。ヒルクライムではこんな風に仲間が走っているのを応援できないので新鮮でした!
団体優勝は賞金10万円出ることもありJPTやE1ライダーがゴロゴロいてかなりハイレベルなこのカテゴリー。
正直自分が走ったレースよりもこのカテゴリのゴールの迫力が今強く印象に残っています。本当にかっこよかった!
出走60人のうち完走20人という厳しい展開の中GOTUSは全員完走!
なんと団体2位に表彰!
昨日はツール・ド・かつらおにチームで参戦しました。ろーたすとGOCHIの合同チーム、その名は《GOTUS》
多くの人がDNFとなるサバイバルレースとなった中、なんと準優勝🥈1周28kmと長く、途中に本格的な登りを含むコースは登り、下り、平地と全ての要素の詰まった素晴らしいコースでした!! pic.twitter.com/q3S5KwoYc8
— TeamGOCHI (@TeamGochi) 2018年10月14日
結果的に6人の遠征チームで5人が表彰台という。笑
表彰式も終えてドロドロのバイクを片付けてから近くの温泉で疲れを癒し、帰路につきました。
5.まとめ
結果はもちろん、コースはとても楽しいしトップクラスの走りも垣間見れて本当に濃い遠征になりました!
勢いで参加を決めたけれど、こういう決断ってだいたい悪いこと起きないですよね。
福島は本当に本当に良いところでしたし、普通に輪行でお山ロングを走りたいと思えました!
今回運営の関係で参加者は少なめだったようですが、これだけ充実した公道ロードレースは貴重なようなので是非来年も続いて欲しいし参加したいです。
次は3周走りきれるようにまた鍛えよう。
そして来週は箱根ヒルクライム!!
例によって勢いでチャンピオンでエントリーしちゃいました。最善を尽くせるように調整します。
P.S.(というかCM)
ACTIVIKEでは自転車乗りの方がもっと快適に自転車を楽しめるように理学療法士資格の専門知識を総動員して体を守るサービスを展開しています!
気候もよくて自転車が一番楽しくなる秋、少しでもストレスフリーに楽しめるようにお手伝いさせてください(^^)
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