ロードバイクのフィッティングを受けることによる6つのメリットと受ける際の注意点
こんにちは!元理学療法士のバイクフィッターのにっしーです。
ACTIVIKEというフィッティングサービスを運営しています。
▶︎ACTIVIKEのフィッティングの詳細はこちらへ実際に多くの方にフィッティングをご提供させていただいて、
段々フィッティングのなんたるかが見えてきたので
自分自身のまとめも兼ねてフィッティングのメリットは何なのか?をまとめてみました!
まずは結論から言うとフィッティングを受けるメリットはこの6ポイントです!
①効率的なペダリングの実現
②怪我や故障の予防
③客観的な視点からフォームやペダリングを確認できる
④自分にあったポジション調整の方向性を知ることができる
⑤自転車を買い替えた時に再現がしやすい
⑥パーツ/コンポ交換以上の効果を感じられる
自転車のポジションは悩みの種になりやすい一方で迂闊に手を出せないという方は多くいます。
サドルの高さ・角度・前後位置、クリートの位置、ハンドルの高さ、ステムの長さなど、ポジションを決定つける因子は多くあるため、
”一箇所変えたら他も変えなきゃいけないんじゃないか”という思いに捉われがちです。
また、変にポジションをいじったら体のどこかに痛みが出てきてしまうんじゃないか?という不安もあります。
次第に陥る”終わりの見えない”調整、、俗にいうポジション調整沼です。
自転車に乗った経験が長く、自分でポジションを試行錯誤した経験がある方ならなんとなくどこをどういじればしっくりくるかがわかると思いますが、
そんな人でばかりではないと思います。
ポジションなんてどこをいじればわからないし、どこをどうすれば足が動かしやすくなるのかもわからない。
実際にこの辺りは多く聞かれた声です。
こんな悩みを解決する1つの手段としてフィッティングがあります。受けるとどんないいことがあるか?をまとめて見ました!
1. フィッティングとはロードバイクのポジションとフォームの最適化
フィッティングとは一言で言えばロードバイクのポジション、フォームの最適化です。
サドルの高さ・角度・前後位置、クリートの位置、ハンドルの高さ、ステムの長さなど
ポジションを決定つける要素の調整と、体の使い方(フォームの工夫)を掛け合わせて最適化し、より高いパフォーマンスの獲得を目指します。
フィッティングを通してペダリングの改善にも繋げられます。
自転車を構成する様々な要素を調整し、自分にあったポジションとフォームに近づけることで快適に、そして結果速く自転車を進められるようにして行きます。
▶︎ACTIVIKEのフィッティングの詳細はこちらへ2. ロードバイクのフィッティングのメリット
フィッティングを行なったら何が良いの?
というところを主に6つまとめてみました。
2.① ポジションとフォームが最適化されることでペダリングが改善される
ペダリングの改善はフィッティングの主たる目的であり、やはり1番大きなメリットです!
“長時間自転車を漕ぐ'”という行為そのものをヒトは日常生活では行いません。
ほんの数分、数十分なら気にすることはないかと思いますが、ロードバイクに乗って出かけるとなるとそうはいきませんよね。
そうなった時、自転車のポジションが体に合っていないと各関節に無理な負荷がかかり、違和感や痛みに繋がります。
またそれに合わせて正しいフォーム(体に無理のないフォーム)を取って正しくペダリングをしないと、やはり効率の悪い動きとなり、痛みにつながります。
負担のないポジションになっていてもそこからさらに調整を詰めることでスムーズなペダリングに繋がり、
結果、今まで走れなかった距離を走れるようになったり、
足をつかなきゃ登れなかったあの坂に登れるようになったり、
峠のタイムが上がったり、など得られる効果は大きいです。
また、乗っていく中で筋肉のつき方や体の使い方も変わって来ますし、
それにより適正なポジションとフォームも細く変わってきますので、レベルに限らずポジション調整は定期的に行うことが必要と考えています。
一度自転車に乗ると人の体の動きは想像以上に制限を受けてしまいます。
だからこそ、ポジションとフォームを詰めることで体にとって最大限に楽で快適な状態で自転車に乗り続けることができます。
体にストレスなく自転車を楽しむためにも、フィッティングはオススメです。
▶︎ACTIVIKEのフィッティングの詳細はこちらへ2.② 怪我や故障の予防ができる
①とも少し被りますが、自転車を楽しむ上で怪我や故障は可能な限り避けたいですよね。
本来自転車は体への負担が少ない運動です。実際、リハビリなどではエアロバイクは広く取り入れられています。
ロードバイクに乗るまでは、自転車に乗って膝や腰を痛めたって経験はあまりなかったと思うんですよね。
ですがロードバイクに乗るようになると膝や腰の故障は多く聞かれます。
その原因は、長時間限定された環境で連続動作であるペダリングを繰り返すことにあります。
足がクリートで固定される上に、上半身の形もハンドルとサドルの落差に依存するので、体の自由度はとても低い中で長時間運動することになります。
ポジションとフォームが適正でない状態で長時間運動すると、それだけ故障のリスクも上がります。
フィッティングを通してポジションとフォームを最適化することでこういったことを未然に防ぐことができるのです。
▶︎ACTIVIKEのフィッティングの詳細はこちらへ2.③ ペダリングやフォームをじっくり確認できる
自分のペダリングやフォームをしっかり見て、分析をしたことはありますか?
グループライドなんかに出かけた時に仲間内でアドバイスをしあうことはあるかもしれませんが、走りながらじっくり見る時間を作るのはなかなか大変ですし、危険も伴いますよね。
多くのフィッティングサービスは屋内のクローズドな環境で、ローラー台や専用機器に乗りペダリングやフォームを分析しつつポジションを決定していきます。
それを通して現状のペダリングやフォームに対して良い点や修正点のフィードバックがもらえるわけです。
その場でポジションが出るだけでなく、その後のスキルアップの材料にして普段のライドを楽しむこともできます。
▶︎ACTIVIKEのフィッティングの詳細はこちらへ2.④ 自分にあったポジション調整の方針を知ることができる
どこをどう弄ると何が起きるかわからない
というのが我流でのポジション調整でつまずきやすいポイントです。
本や雑誌にまとめられてはいますが、情報量が多く複雑で”結局自分はどうすれば良いのか”というところに落とし込みにくいと思います。
そうなった時にフィッティングを受けると個々人に合わせてポジション調整を行えるので、それを体感する事でその後の自分で行うポジション調整にも還元できたりもします。
言うなれば自分の体に合うポジションの一つの基準を知ることができるという訳です。
一つのセーフティネットになるので、迷子になってもすぐ戻ってこれます。
レベルアップに伴いポジションも少しずつ変わっていくので、その変化をどうつけていくかを自分なりに考えやすくもなりますね。
▶︎ACTIVIKEのフィッティングの詳細はこちらへ2.⑤ 自転車を買い換えた時にポジション出しがしやすい
一度ポジションが決まると、いざ自転車を買い換えた時の再現性が上がります。
出来上がったポジションを記録しておけば別の自転車になった時にも安心です。
そういう意味では、一回のフィッティングが長い目で見ると何度も活きてくるということになります。
▶︎ACTIVIKEのフィッティングの詳細はこちらへ2.⑥ パーツ/コンポ交換以上の効果を感じられる
フィッティングの値段はピンキリですが、1万円台からが多い印象を受けます。
決して安い値段ではないように感じますが、自転車関連アイテムの多くに目を向けるともっと高いアイテムがほとんどだったりします。
自転車に対する投資という枠組みで機材交換とフィッティングを天秤にかけた時に、場合によってはフィッティングの方が機材交換以上の効果を感じられるかもしれません。
捉え方の問題にはなりますが、機材投資として受けにいくのもありかなと個人的には思っています。
▶︎ACTIVIKEのフィッティングの詳細はこちらへ3. ロードバイクのフィッティングを受ける際の注意点〜目的ははっきりと!〜
フィッティングはメリットも大きいですが、受ける目的は自分の中ではっきりとさせる方が良いと思います。
ポジションを最適化したいのか、
パワーを最大限に発揮できるようにしたいのか、
痛みや違和感から解放されたいのか。
細かな対話を通して行うものなので、この辺りが明確にないとフィッターと受け手の間で齟齬が生じてしまい、せっかく時間を割いてフィッティングに来ても無駄になってしまいます。
そこのフィッティングに何を期待しているのかを明確に持って、フィッティングに臨みましょう!
4. まとめ
フィッティングを受けるメリットを6つにまとめてみました!
効率的なペダリングの実現からパフォーマンスの向上、怪我や故障の予防ができるという意味では、機材交換以上の効果を得られる可能性の大きいもです。
ポジションとフォーム調整という作業そのものは一瞬ですが、
その後のライドが快適になり、先々自身でポジションを見直す時にも活かせるので、非常に投資対効果は高いと考えています。
フィッティング自体まだまだ認知度は低いかもしれませんし、優先度は低いかもしれませんが、
自転車に乗っていく中で少しずつ自分の求めるライドスタイルが見えてきたりしてきたら一度相談すると良いと思います!
都内のサイクリストの方は是非ACTIVIKEへ!
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